取組情報

母子保健訪問指導事業(乳児家庭全戸訪問、養育支援訪問事業、初妊婦訪問事業(平成27年9月から開始))

取組課題

切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策 ▼

【妊娠期】母体の健康・精神的安定/胎児の成長 ▼

・妊娠期からのメンタルヘルスケア

妊娠中の保健指導(母親学級や両親学級を含む)において、産後のメンタルヘルスについて、妊婦とその家族に伝える機会を設けている市区町村の割合

産後1か月でEPDS9点以上を示した人へのフォロー体制がある市区町村の割合

子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり ▼

育児不安の親のグループ活動支援 ▼

育児不安の親のグループ活動を支援する体制がある市区町村の割合

妊娠期からの児童虐待防止対策 ▼

妊娠期からの児童虐待防止対策 ▼

児童虐待による死亡数

乳幼児期に体罰や暴言、ネグレクト等によらない子育てをしている親の割合

対象家庭全てに対し、乳児家庭全戸訪問事業を実施している市区町村の割合

特定妊婦等支援の必要な親に対するグループ活動支援の推進 ▼

養育支援が必要と認めた全ての家庭に対し、養育支援訪問事業を実施している市区町村の割合

関係機関、団体との連携 ▼

児童虐待に対応する体制を整えている医療機関の数

取組の対象

新生児 乳児 母親

取組の背景

札幌市では、従来から「母子保健訪問指導事業」として妊産婦及び新生児に対する訪問指導を実施し、新生児の訪問指導の対象を第1子及び必要と判断される第2子以降としていたが、育児支援の充実・強化、児童虐待の発生予防及び早期発見・早期対応を図るため、新生児訪問の対象を生後4か月までの全出生児に拡大した。
また、育児不安の軽減及び児童虐待発生予防のために、市内の医療機関において「育児支援が必要」と判断された親子に対し、「育児支援連絡票」の活用により、連携を図りながら、家庭訪問等による医療機関と保健センターが育児支援を行っている。
さらに、妊娠中に産後の育児のイメージを持ち、出産に臨めるよう、平成27年9月より初妊婦訪問事業として、リスクのない場合であっても、初妊婦に対して訪問指導を行うこととしている。

提案者

母子保健担当者

取組のねらい・目標

妊娠・出産・育児に関する正しい知識の普及と疾病・異常の早期発見
育児不安の軽減

住民が健康に関する知識、技術を身につけ、動機を高める

数値目標あり

取組内容

対象者:市内に居住する生後4か月までの全出生児及びその母親、訪問が必要と判断される妊婦
訪問従事者:低体重児、障がい児、育児不安が強いなどのハイリスクな親子は保健センターの保健師が担当、それ以外は母子保健訪問指導員(個人委託)が担当
平成24年11月からは、産後のメンタルヘルス対策を強化し、産後うつ病をはじめとした母親のメンタルヘルスの問題を早期に発見し、適切な支援を行うため、母子保健訪問指導時にEPDSを含めた3種の質問票を活用している。産後うつの疑いのある母親を優先的に診療してもらう「協力医療機関」を登録し、必要な母親を紹介して、診療結果の情報提供を返信してもらう等の連携した支援を行っている。

実施時期

2015/01 ~ 未定

通算期間

上記期間内での実施状況

参加人数や実施回数などは把握できない

取組内容(補足選択)

既存事業の工夫 相談機能の強化

協力機関

病院 診療所

住民参画状況

なし

従事者内訳

保健師

補助金・助成金

国 都道府県

取組の評価

(1)新生児訪問指導実施率
(2)出産連絡票提出率
(3)支援結果の集積
平成25年度の新生児訪問指導実施率98.4%、平成26年度の新生児訪問指導実施率は現在集計中であるが、前年度と同程度の実施率となる見込みである。

今後も継続する

今後の課題

市民への事業周知
産婦のメンタルヘルスに関するアセスメントの充実

取組についてのWEBサイトURL

最終更新日:2021-01-25 14:05:42