取組情報

医師常駐による保育(通常・障害児・医療的ケア児保育)と病児保育の取り組み

取組課題

学童期・思春期から成人期に向けた保健対策 ▼

地域保健福祉と学校保健、医療機関、関係団体等の連携強化 ▼

地域と学校が連携した健康等に関する講習会の開催状況

[その他]:病気の予防を実現するため、幼少期からの正しい生活習慣を学校でボランティア講演しています。

子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり ▼

妊産婦に優しい環境づくり ▼

この地域で子育てをしたいと思う親の割合

個人の希望する子ども数、個人の希望する子ども数と出生子ども数の差

妊娠中、仕事を続けることに対して職場から配慮をされたと思う就労妊婦の割合

育てにくさを感じる親に寄り添う支援 ▼

育てにくさを感じる親への支援 ▼

ゆったりとした気分で子どもと過ごせる時間がある母親の割合

育てにくさを感じたときに対処できる親の割合

子どもの社会性の発達過程を知っている親の割合

発達障害を知っている国民の割合

就学前の障害児に対する通所支援の利用者数

健康日本21(第2次)に含まれる母子保健に関するテーマ ▼

社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上 ▼

小児人口10万人当たりの小児科医・児童精神科医師の割合の増加

[その他]:保育現場に小児科医が積極的に関わることによる、安心・安全な子育て支援

実施時期

2017/4/1 ~ 未定

通算期間

上記期間内での実施状況

医師常駐の保育園における病児保育受け入れ人数は7年5か月で6000人超 医師常駐の保育園は通常保育(障害児保育・医療的ケア児保育含む)定員40名 週6開所

取組の連携先

地方公共団体 教育機関 専門団体(学会や職能団体等) 民間団体 研究機関 他の企業

取組の対象

乳児 幼児 学童 家族 関係者・関係機関 医師 事務職員 保育士 教員 その他

取組の概要

1 たまご保育園(世直し保育園)設立の経緯・目的と社会的役割
⑴  社会背景と行政からの働きかけ
今後の日本の大きな課題である2025年度問題、約800万人いるとされる団塊の世代が後期高齢者になって超高齢化社会へ突入する問題です。
医療・介護・福祉サービスの整備が急務である一方、社会保障財政の崩壊の懸念が提示されています。
ROB医療研究所では慢性疾患の予防と治療に長年取り組んで、良い効果を出させていただいています。小さい頃から良い生活習慣を身に着け、医療費の大部分を占める生活習慣病の予防を実現するために、小学校・中学校に正しい生活習慣(正しい食事の取り方、正しい姿勢とはなど)をボランティアで講演してまいりました。
2016年 『保育園落ちた日本国死ね』が問題になりました。この問題を機に患者さんの中から、小学校よりももっと小さい時から正しい生活習慣を身に着けるためにも保育園を建てて欲しいという声が上がりました。
八尾市長田中誠太先生・八尾市子育て支援課に確認を取ると、八尾市には待機児童が多数おり、また医療を専門とされているので病児保育も設立して欲しいという依頼がありました。
そこで、女性の社会進出を促し、一億総活躍社会を実現し、より多くの子どもたちが正しい生活習慣を身に着けて病気にならないようにたまご保育園を設立いたしました。この波が日本全国津々浦々に波及すれば世直しに通じてきます。
 ⑵ たまご保育園の理念
たまご保育園には、上記の設立の経緯から3本柱とする理念があります。即ち、
①  正しい生活習慣を身に着け元気な子どもになります。
②  人に、物に、全ての環境に感謝できる子どもになります。
③  自らの考えをもち自らを表現できる子どもになります。
  
   まず、①については、正しい生活習慣を身に着けることによって、高齢者になり一般的に医療が必要になった時に生活習慣病を主とする病気にかからず、医療をできるだけ受けず、介護をできるだけ受けず、本来の寿命を終えられるような生活をすることを幼児のころから習慣化することで、日本の医療費の増大による、日本の沈没を妨げられると考えております。
   ②については、正しい生活習慣を進んで身に着けてもらうためには自分の身体が自分一人のものではないことを実感してもらう必要があり、そのため園児に、生きること自体が有難いことであること、自分が生まれてくる前には、お父さん・お母さんがおり、その前にはおじいちゃん・おばあちゃんがいること、そして、自分の命を繋ぐためには、動物に限らず植物の命も奪って、それを食することによって自分は生きていることを実感し、それに感謝の念を自然に抱いてもらえることを目標としています。
周囲に自然と感謝できるようになる園児を育成することで、社会に出てからも活躍できる確かな土台ができるものと考えております。③については、園児に自分を表現するための第一手段として、挨拶を大事にしており、さらに自分の気持ちを相手に伝える練習をしています。また、しっかりとした挨拶ができることによって、人間関係が円滑なものとなり、いじめられる対象とならない元気な子供が育つと考えております。このように、幼児のころから人間関係の基本となる挨拶を習慣化し、自分の気持ちを表現できるようにすることで、社会に出てからも活躍することができる人材を育成できるものと考えております。
 

⑶ たまご保育園の特色~医師の常駐~
当園の特色として、上記の理念を具体化するための体制として、医師の常駐、具体的には小児科・内科・外科・整形外科・皮膚科・麻酔科・放射線科を修めた医師が常駐し、子どものあらゆる疾患にすぐに対応するようにしていることを挙げることができます。
他の一般の病児保育では、看護師が常駐しておりますが、看護師は、診断・治療をすることはできません。そのため、発熱をするとお迎えを要請するしかできず、そのため雇用主としては、安定した労務の提供を受けられないとして幼児を抱える父母(特にひとり親世帯)の雇用をためらう原因となっており、日本の労働力の有効活用ができていない、一億総活躍が実現できない障害の一つになっているとも言えます。
しかし、当園では、状態が悪い子がいると、看護師が事務所へ連絡をして、医師が直ぐに診察をします。体調が悪い時は保護者に連絡をして、
お迎えを要請はしますが、どうしても仕事や用事ですぐにお迎えに来られない時は、医師の裁量のもと病児保育室に移動して看護師に看病をしてもらう体制を整えているほか、医師の専門的判断で病児保育室から診療所への移動と経過の観察、救急病院への搬送などができるようにしています。当園は、大事なお子さんに責任ある対応をするため医師が常駐しており、保護者は、医療専門の医師に保育園で預けながら診ていただけることができ、急に仕事を早退したり、休むことなく安定して仕事をすることができるのです。
このように、病児保育を名乗るためには、保育園に医師が常駐する必要があるのではないでしょうか。お子さんのためにも必要ですし、保護者のためにも必要です。さらには、女性の社会進出、一億総活躍社会を実現するためには保育園に医師が常駐する必要があると考えております。

取組についてのWEBサイトURL

https://www.tamagohoikuen.com/

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最終更新日:2024-08-15 15:34:41