取組情報

親子で活用できるアトピー症状管理アプリ「アトピー見える化アプリ-アトピヨ」

取組課題

育てにくさを感じる親に寄り添う支援 ▼

育てにくさを感じる親への支援 ▼

育てにくさを感じたときに対処できる親の割合

実施時期

2018/7/25 ~ 未定

通算期間

上記期間内での実施状況

・ダウンロード数:6,700ダウンロード ・プロフィール登録数:2,100件 ・画像投稿数:15,300枚 (2023年8月現在、20歳未満のユーザーを集計)

取組の連携先

専門団体(学会や職能団体等) 研究機関 他の企業 その他

取組の対象

新生児 乳児 幼児 学童 思春期 父親 母親 医師 薬剤師

取組の概要

【背景】
代表赤穂は、幼少期のアトピー経験、アトピー患者が抱えている課題の深刻さから、自らプログラミングを勉強し、アトピー患者向けアプリを開発・リリースしました。厚労省や成育医療研究センターの調査によれば、①子供のアトピーが非常に多い(有症率は11%前後)、②早期アトピー治療が他のアレルギー疾患との関係からも重要であることが分かっており、早期回復のサポートが重要です。

【目的】
3年に亘る患者会でのボランティア、112名への調査を経て認識したアトピー患者の2つの課題「①症状管理が難しい、②精神負担が重い」を解決し、早期回復のサポートになることを目的としています。

【対象者】
アトピー性皮膚炎の子供(とその親)210万人
※2023年1月の総務省統計局の人口調査、2000~2002年度厚生労働科学研究のアトピー性皮膚炎有症率調査より20歳未満のアトピー患者数を推計

【方法・特徴 ※画像1】
代表赤穂は、アトピー患者へのヒアリング、薬剤師赤穂晶子の見解、プログラマーの指導・監修を受け「アトピー見える化アプリ-アトピヨ」を開発し、2018年7月にAppStoreからリリースしました。
アトピヨは、画像を投稿することで、アトピー特有の皮膚症状を匿名で記録・共有できる日本初のアプリで、次の2つの特徴があります。
①画像による症状記録
同じ部位同士で画像を比較して記録できるため、症状管理・重症化予防に役立ちます。
②ユーザー間サポート効果
コメント3,000件のテキストマイニング分析によって、ユーザー間のコミュニケーションによる精神面でのポジティブなサポート効果が認められています。
※アプリの仕様上、17歳未満については、その親が代わりにアプリを使用可能

【成果 ※画像2】
①日本最大級のアトピー患者コミュニティ・アトピー特化データベース
・ダウンロード数:6,700ダウンロード
・プロフィール登録数:2,100件
・画像投稿数:15,300枚
(2023年8月現在、20歳未満のユーザーを集計)
②高いユーザー評価
継続的な改善を経て、アプリのAppStore評価は4.4/5段階まで成長
③専門家の高い評価
全国の皮膚科医202名へのアンケートでは、過半数の55%から診療サポートに有用であると評価(2019年6月㈱プラメド調査)。先進性・独創性を高く評価され、経産省主催「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2020 優秀賞・特別賞」などを受賞

【今後 ※画像3】
①Andoridリリース
リリース5周年を迎え、2023年8月にAndroid版もリリースし、より多くのアトピーで悩む親子に匿名・無料で提供します。
②医療機関との共同研究
2022年4月にAMED研究事業に採択され、蓄積された匿名データを活用したアトピー悪化因子の探索、患者ニーズ収集を目的として、京都府立医大等8病院の皮膚科医・アレルギー研究者とのビッグデータ解析を開始しています。
③製薬会社との連携
2021年以降、患者支援イベント、匿名データ調査、患者リクルートを継続しています。2023年9月からは、アプリ内プラットフォームを活用した疾患啓発を毎月実施していきます。

【社会貢献】
京都府立医大等とのビッグデータ解析については、2022年10月に日本アレルギー学会、2023年8月のIoMT学会誌でも発表しています。この共同研究については、JSTが支援している慶応大学の共創の場形成支援プログラムの研究テーマとしても選ばれ、若手人材育成についても支援しています。

【補助金】
2021年6月ちば創業応援助成金 50万円、2021年9月小規模持続化補助金 8.8万円
※AMEDの令和4年度 「免疫アレルギー疾患実用化研究事業」は今後支給予定。

【過去の応募・受賞歴】
応募1回・第10回厚生労働大臣賞 企業部門 優秀賞

取組についてのWEBサイトURL

https://www.atopiyo.com/

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最終更新日:2023-08-17 10:59:06