
健やか親子21
取組のデータベース
取組情報
育児と仕事にソリューションを提供することによる複合的な子育て支援


取組課題 |
妊産婦に優しい環境づくり ▼ 積極的に育児をしている父親の割合 育児不安の親のグループ活動支援 ▼ 育児不安の親のグループ活動を支援する体制がある市区町村の割合 育てにくさを感じる親への支援 ▼ ゆったりとした気分で子どもと過ごせる時間がある母親の割合 育てにくさを感じたときに対処できる親の割合 |
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実施時期 |
2017/6/1 ~ 未定 | |
通算期間 |
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上記期間内での実施状況 |
①保育園事業→通算園児数60名/②ITソリューションベンダー事業→ITソリューション提供事業者数30社以上/③親子コミュニティ創出事業→週次イベント参加保護者延べ人数200名以上 | |
取組の連携先 |
専門団体(学会や職能団体等) 研究機関 | |
取組の対象 |
乳児 幼児 父親 母親 家族 保育士 | |
取組の概要 |
現在の日本社会は、相対的貧困の進行、ひとり親家庭の増加、待機児童問題、家庭や地域の子どもの養育能力の低下などにより、子育てを困難に感じているパパ・ママが増えているといわれています。そのような社会の中で多くのパパ・ママは、働かなければ生活できない、しかし働いても物価の上昇に対して賃金の水準は変わらず生活にゆとりはない、生活にゆとりがなければ育児のことばかり考えていられない、というような状況に置かれています。このように、「働くこと」「生活すること」「子育てをすること」は密接に関連しており、それぞれの課題が改善されなければ、本質的な子育て環境は整わないと当社は考えています。 こうした背景から、当社は「育児をするパパ・ママを支えること」と「職場を働きやすくすること」の2つのアプローチで、3つの事業を柱に子育て支援に取り組んでいます。【画像1】 (1)保育園事業 (2)ITソリューションベンダー事業 (3)親子コミュニティ創出事業 保育園事業としては、地域の待機児童問題の解消を目指して『にじいろのはな保育園』を設立し、運営しています。保育を通じてパパ・ママの育児の悩みや不安を聞き、保育士がアドバイスを提供してそれを改善・解消するというプロセスを重視しています。また、保育業界の労働環境改善の必要性も感じており、当園ではIT技術を導入して保育士が働きやすい職場環境づくりに取り組み、これまでに以下の表彰を受賞しています。 ▼令和3年度 「第15回北九州市女性活躍・ワークライフバランス表彰」奨励賞 ▼令和4年度 「第21回福岡県男女共同参画表彰[社会における女性の活躍推進部門]」 ITソリューションベンダー事業では、企業の課題を解決するためのITソリューションを開発し、提供しています。当社のソリューションにより、様々な企業の労働環境が改善されています。なお、これまでに以下の製品を開発・提供しています。 ▼ハピサポBabyセンサー 保育園にてお昼寝中の園児の呼吸と体動を見守るIoT機器。当機器により保育士の園児お昼寝中の見守り業務負担軽減。 ▼PIYOT 製造業等の製造工程における従業員の従事時間をモバイル入力でクラウド上にデータ化するアプリケーション。紙ベースで日報作成・チェック・ファイリング・保管していたものをデジタル化・ペーパーレス化。また、リアルタイムで蓄積されるデータを分析して業務上の問題点を抽出し業務改善につなげることで、労働負荷低減・労働時間短縮を推進。北九州産業学術推進機構と共同開発。 ▼FOOD CAPTAIN 食品衛生法の改正によりHACCPに基づいた衛生管理の導入が完全義務化されたことに伴う、食品製造加工業・飲食業における衛生管理計画立案から帳票作成・管理を効率的に行うITシステム。北九州生活科学センターに協力頂いて開発。 ▼保育園・幼稚園等の安全管理向上ソリューション(開発中) 北九州市の支援の元、保育園・幼稚園等の教室や送迎バスにAIカメラを設置し、園児にとって危険な状況や送迎バスでの園児の降ろし忘れなどをAIが検知・予知して職員に知らせるシステム。現在、実証実験中。 親子コミュニティ創出事業は、当社の運営施設『BABY ROOM』を週1回解放し、乳幼児が遊べるスペースとして場を提供しています。ここに子どもたちを連れてくるパパ・ママ同士が出会い、繋がり、コミュニティが形成されることで、交流し、相談し、情報交換することを通じてパパ・ママの育児不安や孤独感の軽減が図られることを目的としています。実際に、ここで出会ったパパ・ママ同士が連絡先を交換してランチに行くようになるなど、この場から新たなコミュニティが生まれています。【画像2】 2017年に起業して6年が経過しました。当初から小さくも地道に活動してきましたが、少しずつ活動の成果の広がりを感じられるようになってきました。今後については、子育て支援を更に充実させるため、新たに以下の取組を考えています。 (1)地域の子育て支援団体の連携によるサービスの拡充 地域の各子育て支援団体は「個」で活動しています。これらの横のつながりを創ることによって、よりパパ・ママに寄り添った支援ができる可能性を模索します。 (2)プレ子育て支援サービスの創出 パパ・ママになる人々の中で、出産の前後にマタニティブルー、パタニティブルー、産後うつ等の症状に悩む人が多いといわれています。パパ・ママになってもスムーズに、そして健やかに子育てに取り組めるようになることを目的として、マタニティブルー等の症状に陥る前のプレパパ・ママや、あるいはそれ以前の子育てに興味がある人や学生等も対象に、予め妊娠や子育てについて学んだり、カジュアルに相談できる場づくりを進めたいと考えています。 ※「健康寿命を延ばそう!アワード」応募・受賞歴なし |
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取組についてのWEBサイトURL |
https://hapikuro.com |
福岡県
株式会社ハピクロ
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コラボ実績あり
最終更新日:2023-08-15 13:56:30