取組課題
【妊娠期~乳幼児期】切れ目ない支援 ▼
・児の健康づくりについて
むし歯のない3歳児の割合
仕上げ磨きをする親の割合
・乳幼児健康診査事業の受診促進
乳幼児健康診査事業を評価する体制がある市区町村の割合 /市町村の乳幼児健康診査事業の評価体制構築への支援をしている県型保健所の割合
関係機関との妊娠期からの連携強化 ▼
子どものかかりつけ医(医師・歯科医師など)を持つ親の割合
思春期保健対策 ▼
歯肉に炎症がある十代の割合
取組の対象
取組の背景
提案者
取組のねらい・目標
家島・坊勢地域において、歯科保健の課題を明確にし、関係機関が共通認識したうえで、切れ目のない予防対策を実施し、住民が健康意識を高め、むし歯やその他の疾患等を予防し、健康的な生活ができるようにする。
住民が健康に関する知識、技術を身につけ、動機を高める 住民が健康のために行動できる機会や環境を提供する 住民が健康のために、より積極的な行動を継続できるように支援する
数値目標なし
取組内容
実施時期
通算期間
上記期間内での実施状況
取組内容(補足選択)
協力機関
住民参画状況
従事者内訳
補助金・助成金
取組の評価
本プロジェクトを通し、家島・坊勢地域のむし歯有病率の高さを、データの分析や聞き取り調査により健康課題として明確化することができた。また幼稚園・小・中学校、保健所・保健センターという子どもに関わる関係機関を巻き込んだ連絡会を実施することにより、各機関で感じていた課題を共有し、関係者のモチベーションが高まるとともに、課題の解決に向けて「ノーおかしデー」と「食べたら歯をみがく」の2つの新たな取り組みを地域で一体的にすすめることができた。連絡会を継続することでお互いの取り組み状況を確認し、困り事や改善点を共有できたことが、各機関が工夫してさまざまな機会を捉えた取り組みの啓発につながったと考えられる。さらに、啓発用チラシを地域住民に全戸配布するタイミングで幼稚園・小・中学校から保護者に協力を促す文書を発送したり、配布したチラシを用いて授業でむし歯予防の個人目標を設定したりする等、効果的な媒体の活用が可能となった。 取り組みの評価としてアンケートを実施することで、前後の比較をすることができた。また、全戸配布チラシにはアンケート等のデータ分析結果を含めることで、視覚的に分かりやすい問題提起につながった。 歯科健診結果では、家島・坊勢地域のむし歯有病率はこの数年で大きく減少している。本連絡会を通じて子どもだけでなく保護者および地域全体でむし歯を課題として認識し、継続的な働きかけを実施できたことが成果に繋がっていると考えられる。 【参考データ】 (1)歯科健診結果(幼児歯科健診・学校歯科健診) ・3歳児健診むし歯有病率(取組前(H24)57.5%→取組後(R2)30.0%) ・家島・坊勢地域の小学校・中学校について、「取組前(平成24年から平成26年)」と「取組後(平成30年~令和2年)」のむし歯の有無について、カイ二乗検定を行った結果、小学校ではむし歯のない者の割合が「取組前」21.8%、「取組後」39.1%、中学校では「取組前」19.1%、「取組後」39.4%であり、小・中学校ともに、取組後は極めて有意にむし歯のない者が多かった。(p‹0.001) (2)「ノーおかしデー」「食べたらみがく」取組の評価アンケート結果 (小・中学生) ・平成29年度と令和2年度を比較すると、「ノーおかしデー」については、「ほとんど守れた」「半分ぐらい守れた」の合計が65.0%から50.8%に減少していた。 ・「食べたら歯をみがく」については、「ほとんど守れた」「半分ぐらい守れた」が78.5%から82.0%に増加し、改善の傾向がみられた。 (幼稚園) ・「ノーおかしデー」は、「ほとんど守れた」「半分ぐらい守れた」の合計が43.9%に対し、「食べたら歯をみがく」は77.2%と高かった。
目標を達成した
今後の課題
取組についてのWEBサイトURL
最終更新日:2022-08-18 16:21:13