取組情報

保育園から使用済みおむつの持ち帰りをなくすための活動

取組課題

子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり ▼

妊産婦に優しい環境づくり ▼

この地域で子育てをしたいと思う親の割合

育てにくさを感じる親に寄り添う支援 ▼

育てにくさを感じる親への支援 ▼

ゆったりとした気分で子どもと過ごせる時間がある母親の割合

育てにくさを感じたときに対処できる親の割合

実施時期

2021/6/1 ~ 未定

通算期間

上記期間内での実施状況

・オンライン署名で問題に対する署名が1万6千人以上集まっています。 ・大規模な調査を2回実施しております。 1回目:関西圏、首都圏のおむつ持ち帰り状況 2回目:全国のおむつ持ち帰り状況

取組の連携先

地方公共団体 その他

取組の対象

新生児 乳児 父親 母親 保育士

取組の概要

▽取り組みの背景
保育施設では、園で出た使用済みのおむつを保護者が持ち帰るルールがあり、保護者・保育士双方の負担に繋がっています(図1)。そこで私たちは、このおむつの持ち帰り問題の現状を調査・見える化をして発信し、世の中で社会問題化されるように活動をしています。2022年3月に弊会が行った調査だと、公立保育施設のある全国1,461自治体のうち、576自治体(39%)が保護者に使用済み紙おむつを持ち帰らせていることが分かっています。保護者は、排泄物の付いた使用済みのおむつを持ち帰りたくなくても、通っている園で決められている場合は従わなくてはいけない状況です。

<使用済み紙おむつを持ち帰ることによる問題>
・排泄物の入ったおむつを持ち歩くことは、不衛生である。
・排泄物の入ったおむつを持ち帰ることは、保護者にとって重さの負担(バスケットボール1個分程度)、臭いの負担がある。
・保護者に持ち帰ってもらうためには、保育士が園児ごとに袋を準備しておむつを分別する手間がかかる。

▽目的
弊会の狙いとしては、保護者と保育士の負担になっている「使用済み紙おむつの持ち帰り問題」を社会問題化し、各園・各自治体が一度立ち止まって制度の見直しをしてもらうことが目的です。また、各園・各自治体で対応のばらつきが出ている原因としては、保育施設における使用済み紙おむつの廃棄方法が決まっていないことだと考えているため、国に対しても方針を示すように働きかけを行う予定です。

▽取り組み内容
①関西圏(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県)と首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の361自治体に対して、保育施設からおむつの持ち帰りをさせている実態があるか調査(2021年4月)
・東京23区では持ち帰りがゼロ
・関西圏の方がおむつを持ち帰らせている自治体が多い傾向

②関西圏と首都圏のおむつ持ち帰り状況マップの作成(図2)
③オンライン署名サイトで署名活動 1万6千人の賛同者募る(change.org)
④クラウドファンディングで応援資金786,500円を集め、大型サイネージにて広告配信
おむつの持ち帰り率が高い関西地域で多くの方に問題意識を持っていただくために、大阪府・京都府の大型ビジョン(阪急BIGMAN、ヨドバシ梅田LINKS Vision、トンボリステーション、京都ゼストビジョン)で広告配信
⑤おむつの持ち帰りをしている政令指定都市に対して申し入れ
⑥全国1,741自治体に対して、保育施設からのおむつ持ち帰り実態があるか調査(2022年2月)
・公立保育園がある1,461自治体のうち、約4割(576自治体)がおむつ持ち帰り(図3)
・おむつの持ち帰り理由の約4割が「子どもの体調確認のため」

▽今後の展開
今後も全国のおむつの持ち帰り状況を調査し、このような社会問題があることを発信していきます。子育て世帯や保育施設で働く人にとって、一番良い保育施設のルールを各園・各自治体ごとに検討していただけると嬉しいです。

取組についてのWEBサイトURL

https://no-mochikaeri.org/

コラボ事業者募集中

コラボ実績あり

最終更新日:2022-08-18 11:21:30