健やか親子21
取組のデータベース
取組情報
おさんぽかふぇドーナッツ
取組課題 |
地域の子育て支援 ▼ [その他]:地域のゆるやかな見守りとつながりづくり |
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実施時期 |
2019/5/27 ~ 未定 | |
通算期間 |
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上記期間内での実施状況 |
実施回数:月一回/参加人数:30人前後 | |
取組の連携先 |
民間団体 | |
取組の対象 |
新生児 乳児 幼児 学童 思春期 妊産婦 父親 母親 家族 | |
取組の概要 |
現代の子育ては、地縁血縁の薄い、アウェイ育児と言われる環境下で始まっています。また、共働き家庭も多く、それまで長く地域に住んでいたとしても、家と職場の往復で必死であったために、居住エリアについて何も知らない、知り合いもいない、という中で急に始まる生活への戸惑いもあります。 私自身、出産前後、ほとんど日本語を話さずに1日を終えることが日常化し、泣き続ける我が子への対応に発狂しそうになったことが何度もありました。そんな時、公民館の中に「地域憩いの場所」というものがあることを知り、子どもを連れて入ろうとしましたが、そこを利用できるのは「65歳以上の方のみ」でした。 子どもを自転車に乗せて移動できるようになってからは、隣の隣町にある児童館に足繁く通い、子どもが遊ぶのを見ながら、職員の方や地域の民生委員さんに育児相談をしながらほっとすることもありましたが、その児童館も廃止されてしまいました。 「これでは、地域に知り合いも出来ず孤独なまま子育てをすることになってしまう。」という恐怖にも似た感覚に襲われました。また、「子育ての不安」を通り越して、ニュースで目にする「虐待」が他人事ではなく自分ごとであるように思えたのです。当時、私のような不安を抱える親は他にもたくさんおり、どうしたらいいのだろう、と悩み、また様々な勉強会に参加するようにもなり、「なければ、自分で作る。ただし、出来る範囲で無理はしない。」と思い立ちました。 その頃、「朝、自分から子ども達に挨拶しても返事が返ってこないんだ。」と嘆く高齢の男性との出会いもありました。 それは、”地域に誰が住んでいるかを互いに知らない”ということを表わしていました。 また、知らない子どもの声は”騒音”にしか聞こえないが、知っている子どもの声は”今日も元気がいい!”と思えるものだ、というお話も聞きました。これは、”互いを知らないことが偏見を生む”ということを表していました。 ”互いを知らない”ことは、平常時にはあまり問題にはならないかもしれません。 しかし、大地震などの非常時にはどうなるでしょうか。同じ地域に住んでいても互いに知らない者同士、支え合うどころか他者を思いやることも困難となるのではないでしょうか。偏見や差別が障壁となれば、助け合いの避難生活を構築していくことは不可能であると危惧しています。 そうした思いで、「おさんぽかふぇドーナッツ」は参加者に対象年齢を設けず、誰もがお散歩のついでに臆せず立ち寄ることができる場、そこで地域の人同士がいつの間にか顔見知りになれる場、を目指して始まりました。 今では、立ち寄ってくださった方がボランティアとしても支えてくださるようになりました。 また、なかなかゆっくりお茶を飲むことも出来ない親や子、お散歩ついでの休憩所として立ち寄ってくださった方が少しの間でもホッと出来るようにカフェスペースを設けています。 そして立ち寄ってくれた子ども達を真ん中に、周りの大人達が見守ったりいっしょに遊べるように、しゃぼん玉、砂遊び用の道具、お絵かきコーナー、絵本や紙芝居、ちょっとクールダウンしたい時に入れる小テントを毎回自転車で運び、、バルーンアートづくりが得意のおじさまにもご協力いただき、みんなで遊べる場づくりをしています。 1.取り組みの応募回数:初めて、本アワード受賞歴:なし 2.助成金:社会福祉協議会より、子育て支援グループ”きんぎょの会”とコラボという形で助成いただいています。 |
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取組についてのWEBサイトURL |
https://nakanokosodate.localinfo.jp |
東京都
子育て環境向上委員会@中野
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コラボ実績あり
最終更新日:2022-08-04 10:16:33