健やか親子21
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取組情報
医療者のための骨盤ケア講習会
取組課題 |
育てにくさを感じる親への支援 ▼ [その他]:“育てにくさ”を感じる一因となる心の不調に繋がらないよう、妊娠中から母親の体をケアするための活動 |
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実施時期 |
2017/1/11 ~ 2020/2/25 | |
通算期間 |
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上記期間内での実施状況 |
参加人数:約2,540名 実施回数:185回 ※9月以降はオンラインセミナーとして実施予定。 | |
取組の連携先 |
なし | |
取組の対象 |
団体職員 保健師 助産師 医師 | |
取組の概要 |
■取り組みの背景と目的 妊娠中は骨盤が大きくゆるむことで、腰痛や尿もれ、内臓が下がるといった体の不調につながりやすくなります。この不調が整う間もなく子育てが始まることで心が疲れてしまい、やがて“育てにくさ”を感じるようになると考えます。 体が元気でなければ、心も元気にはなれません。 そこで青葉では、妊娠・出産する女性の心身のサポートの一環として、全国で「骨盤ケア教室」を開業助産師様と一緒に実施しております。現代における生活環境の変化に加え、妊娠・出産時期の女性の筋力低下と日常生活の姿勢のアンバランスさからくる体の不安定さを効果的な呼吸・体操・骨盤ケアで快方向へ導く教室です。 さらに、母親学級のカリキュラムのひとつとして骨盤ケアを取り入れてくださる病院・助産院を増やすために現在全国規模で取り組んでいる活動が「医療者のための骨盤ケア講習会」です。 ■対象 助産師、看護師、保健師、整体師を中心とする医療資格をお持ちの方 ■講習会の進め方 青葉公式サイトや医学展示会、書面などを活用し、講習会の実施を案内、参加希望者を募集します。会場となる会議室や公民館に各病院施設から代表者にお越しいただき、実習を交えながら骨盤ケアを学んでいただきます。 ■講習会の内容 《座学》 「現代人の体の特徴」や「なぜ骨盤ケアが必要なのか」、「どういったケアが必要なのか」といった骨盤ケアの理論を、パワーポイントを活用しながら説明します。 《実習》 体を整える体操の方法や、ゆるみ過ぎた骨盤を整える骨盤ベルト「トコちゃんベルト」の使い方など、実際に母親学級で伝える内容を体験していただきます。実際に体験することでより理解が深まるため、教室を実施する際のイメージトレーニングになる、といったご意見を多くいただいています。 《確認・質疑応答》 より正確に理論および実践方法を身に着けていただくため、確認テストを行っています。 ■弊社骨盤ケアへの評価 全国の開業助産師様と実施している「骨盤ケア教室」の参加者を対象に行ったアンケート調査では、80%以上の方が教室実施前と比べると実施後は心身の辛さが「楽になった」と回答しました(図3参照)。この結果は骨盤ケアが心身に良好な影響を及ぼすとして、第58回日本母性衛生学会総会・学術集会にて発表を行いました。 また、女性アスリートやパラアスリートを対象とした妊娠期・産後/更年期・高齢期のコンディショニングの一環としても骨盤ケアは取り上げられました。 ◎資料名 Health Management for Female Athletes Special Version -妊娠期・産後/更年期・高齢期のコンディショニング- ◎発行元 東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科 ◎対象 女性アスリート/パラアスリートおよびその指導者 ■今後の展開 現在は弊社の取り組みにご賛同いただける方を中心に骨盤ケアを取り入れていただいていますが、将来的には標準医療として全ての妊産婦さんが骨盤ケアに取り組める環境を整えることが必要であると考えています。そのためにも今後はオンラインでの講習会の実施も視野に入れつつ、より多くの医療者に参加していただける環境を整えていきます。 |
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取組についてのWEBサイトURL |
https://med.tocochan.jp/seminars/ |
大阪府
有限会社青葉
最終更新日:2020-08-24 15:26:21