健やか親子21
取組のデータベース
取組情報
着物を守る和紙、小さなベビー服(低出生体重児向け)の ホルムアルデヒド移染対策に!
取組課題 |
妊産婦に優しい環境づくり ▼ マタニティマークを知っている国民の割合 |
|
---|---|---|
実施時期 |
2018/4/1 ~ 未定 | |
通算期間 |
||
上記期間内での実施状況 |
参加人数や実施回数などは把握できない | |
取組の連携先 |
他の企業 | |
取組の対象 |
新生児 乳児 妊産婦 | |
取組の概要 |
【背景】 京都で着物の保管用資材として使用される特殊和紙は、吸湿性・抗菌性・ガス吸着等の効果を持つ出雲和紙です。とくにホルムアルデヒドの吸着には高い効果が実証されています。ホルムアルデヒドは、乳幼児には特に注意が必要な有害物質ですが、家具や衣類など身近な製品に使用されています。和玄株式会社では、特殊和紙の効果から、ベビー服へのホルムアルデヒド移染の注意喚起をSNS等で行っています。 【目的・対象者】 低出生体重児の保護者は、子供の成長・健康への不安を持ちやすくなります。準備していたベビー服がブカブカでサイズが合わないと、「寒くないか?」「風邪をひかないか?」とさらに不安が増してしまいます。低出生体重児向けのベビー服を製造販売するTete(愛知県刈谷市)では、代表自身が低出生体重児の育児に不安を抱いた経験から、小さなベビー服の必要性があると考え、素材や製法にこだわった手作りの肌着を製造しています。その形状は、着脱しやすい前開きの『着物型』です。さらに安全面に考慮し、ホルムアルデヒド吸着効果のある特殊和紙を移染対策として採用しています。 【方法・成果】 和玄株式会社は、Teteからの依頼を受け特殊和紙のサンプルを提供。低出生体重児向けベビー服用の特殊和紙は、機械で小さくすることが困難なため、手作業でカットし供給します。ベビー服に同梱することで、ホルムアルデヒド移染の防止に繋がります。開封後の特殊和紙は、ゴミとして捨てずに、着物の保管資材と同じように除湿剤や脱臭剤として再生・再利用が可能。不要の場合も、環境に負荷をかけることなく土に還すことができます。特殊和紙の同梱は、生まれてきた子供たちの将来の環境を維持するSDGsの取組としての意味合いもあります。また、前開きの『着物型』という点では、和装文化の継承に繋がっています。 【今後の展開】 小さく生まれた子供の健やかな成長を願い、保護者も不安なく笑顔で子育てをしてほしい。という2社の思いから、今後も安心安全で快適なベビー服の提供を広めていきます。 |
|
取組についてのWEBサイトURL |
https://peraichi.com/landing_pages/view/babywashi |
京都府
和玄株式会社
最終更新日:2020-08-24 10:38:43