取組情報

中学生と赤ちゃんふれあい交流事業

取組課題

学童期・思春期から成人期に向けた保健対策 ▼

思春期保健対策 ▼

十代の人工妊娠中絶率

思春期保健対策に取り組んでいる地方公共団体の割合

取組の対象

乳児 妊産婦 父親 母親 関係者・関係機関 その他

取組の背景

・10代の出産数が減らず、また中絶数が高い。
・思春期の子どもに対する性や心に関する学習機会がなかった。
・思春期の親子関係が子育てに影響している。
・虐待の世代間連鎖がある。

提案者

母子保健担当者

取組のねらい・目標

中学生が乳児とふれあう体験を通し、「生命の尊さ」や自分に向けられている「親の愛情」に気づき、自分の存在について考え、親との関係を見直しながら、自己肯定感を高める。妊娠・出産・性感染症などの知識を深め、自分の命や性を大切にした考え方(自己決定力)が大事なことに気づく機会とする。

住民が健康に関する知識、技術を身につけ、動機を高める 住民が健康のために行動できる機会や環境を提供する

数値目標あり

取組内容

【体験実習】
①赤ちゃんふれあいコーナー:赤ちゃんの発達・生活について説明。ママ達からの出産や育児の体験談。赤ちゃんとの交流。
②育児コーナー:赤ちゃんの特徴や沐浴(お風呂)の必要性を説明。2人1組で沐浴人形を使い、沐浴を体験。
③妊婦とパパの出番コーナー:命の始まりから妊娠・出産・誕生までを説明。妊婦のお腹に触れる。妊婦やパパへの質疑応答。
【講演会】
「将来を担う君たちへのメッセージ」:思春期のこころとからだや妊娠・出産・避妊や性感染症、スマートフォンの被害について、産婦人科医師による講演。

実施時期

2015/07 ~ 未定

通算期間

上記期間内での実施状況

参加人数や実施回数などは把握できない

取組内容(補足選択)

既存事業の工夫

協力機関

子育て支援センター 病院 その他

住民参画状況

その他

従事者内訳

保健師 管理栄養士・栄養士 助産師 医師 薬剤師 事務職員 保育士

補助金・助成金

国 都道府県

取組の評価

①事業前後のアンケートより「自分が好き」「自分を大切にする」者が増加する。→達成
②性感染症の知識が深まった者70%以上になる。→達成(77.8%)
③中学生の事業参加満足度90%以上になる。→未達成(89.7%)
④10代の出産数が減少する。→減少傾向にある    ※平成29年度評価より

今後も継続する

今後の課題

・母子家庭や複雑な家庭環境で育つ子どもも増え、家族形態の多様化が進んでいる中、親との関係性も複雑になっており、本事業で親との関係性についてどこまで対応していけるか検討が必要。
・この事業が生徒にとって単発の事業で終わらず、思春期の時期に自分のライフプランについて考え、望まない妊娠を避け前向きに自分の人生を選択できるようこの事業を展開していきたい。
・今後の子ども達のこころとからだの問題を様々な分野で考え、自己肯定感を高めるためのアプローチをライフステージごと、また家族・学校・地域と子ども達を取り囲むソーシャルサポートごとに考え取り組めるように、内容の充実を図りながら、発展させていきたい。

取組についてのWEBサイトURL

https://www.city.shiogama.miyagi.jp/kenkosuishin/bosiyoken/tiikisyousikataisakujuutennkoufukinn.html