取組情報

障がいや病気の兄弟姉妹がいる子どものきょうだい向けの情報サイト「うぇるしぶ」

取組課題

育てにくさを感じる親に寄り添う支援 ▼

育てにくさを感じる親への支援 ▼

ゆったりとした気分で子どもと過ごせる時間がある母親の割合

育てにくさを感じたときに対処できる親の割合

子どもの社会性の発達過程を知っている親の割合

[その他]: 障がいのある子どものきょうだいとの関わり方に困り感がある親への取組み

実施時期

2020/11/1 ~ 未定

通算期間

上記期間内での実施状況

現在SNSで400件以上のシェア、PVは3.7万件である。目黒区学校支援課より紹介され、区内全ての小中学校にうぇるしぶの資料を配布した。

取組の連携先

地方公共団体

取組の対象

乳児 幼児 学童 思春期 父親 母親 家族 関係者・関係機関 保健師 医師 保育士 教員 養護教諭

取組の概要

うぇるしぶは、障がいや病気がある兄弟姉妹がいる子どもの「きょうだい」(特に8歳〜18歳)のための情報サイトです。全てのコンテンツを無償で活用できます。また、専門家監修のもと、人に伝えづらいきょうだいのモヤモヤした気持ちを情報化し、周囲の大人が知り学ぶための啓発も行っています。

活動背景には、大人のきょうだいに思春期時代のヒアリングを行ったところ「友人や家族に兄弟姉妹へのモヤモヤを言えず苦しかった」「夢を描く前に家族のケアを心配し望む選択をためらった」等の経験を聞きました。思春期のきょうだいは、友達や社会との関係に戸惑いが生じやすくなる時期だと考えられます。その気持ちを言葉にして誰かに伝えることは簡単ではありません。ひとりで複雑な気持ちを胸の奥にそっとしまっていることもあります。

既存の情報サイトは大人向けのものが多くあり、当事者でもあった創設者の経験からも、子どもたち自身がライフステージごとに適切な情報を得られ、周囲もその状況を知り、子どもたちの健全な育成と未来創りをサポートするようなサイトと環境作りの必要性を感じました。

サイトには兄弟姉妹の障がい種別や程度、性別、年齢差、家族環境など様々なきょうだいが共感しやすいよう、きょうだいのキャラクターを複数設定し、きょうだいのサポートキャラクターを中性タイプの宇宙人するなどの工夫をしています。また既存の情報サイトには、大人を読むことを対象としていたため文字が多かったのですが、本サイトは小学生低学年の子にも読みやすいよう、なるべくイラストを多用し、ひらがなと漢字のバランスや、使う言葉のレベルにもこだわりました。

現在SNSで400件以上のシェア、PVは3.7万件である。保護者より「子どもとサイトを見て気持ちを知ることができた」「学校向けの資料を印刷し担任に渡そうと思う」、大人のきょうだいからは「子どもの頃に欲しかった情報が詰まっている」、特別支援学校より「全校生徒に伝える」という声がありました。また目黒区学校支援課より紹介され、区内全ての小中学校にうぇるしぶの資料を配布。今後も医療や教育現場に情報を広げていく予定です。

子どものきょうだいたちがライフステージごとに必要な情報が得られるよう読みやすさを工夫し、また親や教師向けにもきょうだいの気持ちや寄り添い方を発信することで、きょうだいたちが「安心できる環境でのびやかに育つこと」「可能性を活かし、自分らしい未来を選択できること」ができる社会を目指しています。

取組についてのWEBサイトURL

https://welsib.com/

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最終更新日:2023-08-14 12:52:53