取組情報

保護者と保育士の負担軽減「手ぶら登園」

取組課題

育てにくさを感じる親に寄り添う支援 ▼

育てにくさを感じる親への支援 ▼

ゆったりとした気分で子どもと過ごせる時間がある母親の割合

実施時期

2019/7/1 ~ 未定

通算期間

上記期間内での実施状況

全国47都道府県2000以上の保育施設で導入がされています。 利用されている保護者は3万人以上です。

取組の連携先

地方公共団体

取組の対象

新生児 乳児 父親 母親 保育士

取組の概要

▽取り組みの背景
元々は待機児童問題を解決するため、保育園を運営しておりました。しかし、実際に保育園を運営する中で、様々な保護者の負担があることに気付き、「子育てに関わる負担を少しでも軽減したい」と考えるようになりました。その中でも、保育園に通うための荷物の多さにフォーカスをあてたのが『手ぶら登園』です。

働く保護者にとって毎日の保育園に通うための準備は非常に大変です。布団やシーツなどの寝具、連絡帳、タオル、着替え、スタイなど様々なものを保育園に持参しなくてはいけません。それに加えて、毎日5~6枚程度のおむつ1枚1枚に対して、手書きで名前を書いて、保育園に持参する必要があります。
会社の荷物と、上記の荷物に、さらにかさばる紙おむつを両手に抱えて、子どもを連れて保育園に毎日登園をしなくてはいけない状況のため、保護者にとって大きな負担になっています。

私たちは、登園準備の大変さが子育てしくいと感じる要因の一つになっていると考え、手ぶら登園サービスの提供を始めました。

▽目的
忙しい保護者の登園準備をサポートし、心と時間にゆとりを生み出すことを目的としています。

▽対象者
保育園に子どもを預ける保護者と保育園

▽特徴
『手ぶら登園』は、定額料金を支払い、保育園で紙おむつが使い放題になる、日本初※1のサブスクです(画像1)。保育園に直接紙おむつをお届けするため、通常子どもを保育園に通わせる際に必要となる「紙おむつに名前を手書きして持参する」という手間がかかりません。また、保育士が「園児ごとにおむつを分けて管理する」工数もなくなります。『手ぶら登園』は保護者に育児のゆとりを、保育士に保育に集中できる環境を創出しています。

また、サービスを本格的に開始する前に、グループ会社が運営をする保育園にてテスト導入を行い、実際に試行錯誤を繰り返したことで、保育士と保護者の双方のニーズに応える仕組みを作ることができたと感じています(画像2)。
※1)2019年当時、BABY JOB調べ

▽成果
①手ぶら登園利用者
・保護者:3万人以上
・保育園:全国2000施設以上
(2022年8月現在)

②子育て支援サービスとしての期待度
・日本サブスクリプションビジネス大賞2020のグランプリ受賞
・第14回キッズデザイン賞「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」受賞
・第1回日本子育て支援大賞受賞
・ニッポン新事業創出大賞 アントレプレナー部門「特別賞」受賞

③保育園満足度
手ぶら登園を利用した保育園181園に満足度調査を行ったところ、89%が満足と回答し、高い評価をいただきました(画像3)。
(自社調べ)

また、子育てに関する社会課題を解決するサービスとして、めざましテレビや、ワールドビジネスサテライト、日本経済新聞、読売新聞、Yahoo!ニュース、等の各種メディアにも取り上げられています。

▽今後の展開
保護者の負担軽減のために、紙おむつとおしりふきの他にも使い捨てコットカバーのサブスクを2022年2月から開始をしています。登園準備で必要なものはタオルやスタイ、着替えなどまだまだたくさんあるため、商品の幅を増やして、子育て中の保護者が抱えている負担を少しでも取り除いていきたいと考えています。

また手ぶら登園が利用できる保育園は、まだ保育園全体の約5%しかありません。子育てを楽しいと思える社会の実現に向けて、まずは利用できる保育園を増やすために尽力をしていきます。

▽応募回数
2回目

▽慈善事業や社会貢献
保育園から使用済み紙おむつの持ち帰ることは、保護者にとっても保育士にとっても大きな負担になっており、社会問題であると私たちは捉えています。そのため、「保育園からおむつの持ち帰りをなくす会」という団体を立ち上げ活動を行っております。
具体的な活動としては、問題の見える化や国・自治体への働きかけです。
https://no-mochikaeri.org/

取組についてのWEBサイトURL

https://tebura-touen.com/

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最終更新日:2022-08-10 18:42:45