健やか親子21
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取組情報
子育て世代包括支援センターと児童館が連携した切れ目ない支援体制づくり~1stアニバーサリー事業をとおして~
取組課題 |
【妊娠期】母体の健康・精神的安定/胎児の成長 ▼ ・母体の健康について 妊娠・出産について満足している者の割合 妊娠11週以下での妊娠の届出率 妊娠中の妊婦の喫煙率 育児期間中の両親の喫煙率 妊娠中の妊婦の飲酒率 ・妊娠期からのメンタルヘルスケア 妊娠届出時にアンケートを実施する等して、妊婦の身体的・精神的・社会的状況について把握している市区町村の割合 妊娠中の保健指導(母親学級や両親学級を含む)において、産後のメンタルヘルスについて、妊婦とその家族に伝える機会を設けている市区町村の割合 産後1か月でEPDS9点以上を示した人へのフォロー体制がある市区町村の割合 産後1か月でEPDS9点以上の褥婦の割合 育児不安の親のグループ活動を支援する体制がある市区町村の割合 対象家庭全てに対し、乳児家庭全戸訪問事業を実施している市区町村の割合 養育支援が必要と認めた全ての家庭に対し、養育支援訪問事業を実施している市区町村の割合 ・妊産婦が及ぼす影響について 全出生数中の低出生体重児の割合 正期産児に占める低出生体重児の割合 妊娠中の妊婦の喫煙率 妊娠中の妊婦の飲酒率 【妊娠期~乳幼児期】切れ目ない支援 ▼ ・児の健康づくりについて 出産後1か月時の母乳育児の割合 1歳までにBCG接種を終了している者の割合 1歳6か月までに四種混合・麻しん・風しんの予防接種を終了している者の割合 むし歯のない3歳児の割合 仕上げ磨きをする親の割合 朝食を欠食する子どもの割合 家族など誰かと食事をする子どもの割合 対象家庭全てに対し、乳児家庭全戸訪問事業を実施している市区町村の割合 ・乳幼児健康診査事業の受診促進 乳幼児健康診査の受診率(重点課題②再掲) 乳幼児健康診査事業を評価する体制がある市区町村の割合 乳幼児健康診査の未受診者の全数の状況を把握する体制がある市区町村の割合 関係機関との妊娠期からの連携強化 ▼ 子ども医療電話相談(8000)を知っている親の割合 子どものかかりつけ医(医師・歯科医師など)を持つ親の割合 ハイリスク児への支援 ▼ ハイリスク児に対し保健師等が退院後早期に訪問する体制がある市区町村の割合 妊産婦に優しい環境づくり ▼ この地域で子育てをしたいと思う親の割合 マタニティマークを知っている国民の割合 育児不安の親のグループ活動支援 ▼ 育児不安の親のグループ活動を支援する体制がある市区町村の割合 地域の子育て支援 ▼ 乳幼児健康診査の未受診者の全数の状況を把握する体制がある市区町村の割合 母子保健関係者専門性向上のための取り組み ▼ 母子保健分野に携わる関係者の専門性の向上に取り組んでいる地方公共団体の割合 子どもの事故防止対策 ▼ 事故防止対策を実施している市区町村の割合 乳幼児のいる家庭で、風呂場のドアを乳幼児が自分で開けることができないよう工夫した家庭の割合 育てにくさを感じる親への支援 ▼ ゆったりとした気分で子どもと過ごせる時間がある母親の割合 養育支援が必要と認めた全ての家庭に対し、養育支援訪問事業を実施している市区町村の割合 関係機関、団体との連携 ▼ 関係団体の協力を得て、児童虐待に関する広報・啓発活動を実施している地方公共団体の割合 栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善 ▼ 妊娠中の喫煙をなくす 3歳児でう蝕がない者の割合が80%以上である都道府県の増加 |
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取組の対象 |
乳児 幼児 父親 母親 家族 関係者・関係機関 | |
取組の背景 |
本市は平成30年9月に利用者支援事業の「母子保健型」と「基本型」の機能を持った子育て世代包括支援センターを駅前の商業施設内に開設し、妊娠期から子育て期にわたり切れ目のない子育て支援を実施していくこととした。 しかし、開所時の仕組みのままでは、本来の子育て世代包括支援センターとしての機能を十分に発揮するためには不十分であったため、開設から1年経った時期に見直しを行った。 まずは包括的かつ一体的な相談支援を行っていくために、子育て世代包括支援センターや児童館(指定管理/市内7か所、中学校区つき1か所)を利用したことのない親子も含めた、すべての親子が児童館を訪れるきっかけをつくることが必要であると考えた。検討した結果、生後1年前後の子とその親を対象に絵本をプレゼントすることをきっかけとして来所を促し、支援に繋げていく事業を市内児童館と連携して実施することとした。 |
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提案者 |
母子保健担当者 | |
取組のねらい・目標 |
本事業の狙いは、生後1年前後の子とその親を対象に絵本をプレゼントすることをきっかけとし、子育て世代包括支援センターや最寄りの児童館に来所し、その後の施設への来所や利用につなげること。来所時には育児相談を行い、支援プランの見直しや継続支援を行うための良い機会とすることを目的とした。 住民が健康に関する知識、技術を身につけ、動機を高める 住民が健康のために行動できる機会や環境を提供する 住民が健康のために、より積極的な行動を継続できるように支援する 数値目標あり |
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取組内容 |
生後10か月を迎える子とその親を対象に、アニバーサリー事業の案内と育児アンケート用紙を郵送し、児童館や子育て世代包括支援センターに来所するように案内をした。来所時には親子に絵本を渡して、お子さんの成長を一緒にお祝いをするとともに、持参した育児アンケートの内容を確認しながら、育児相談や支援プランの再検討を行った。 また、個々の相談内容は子育て世代包括支援センターで集約し、各児童館や保健センター等の関係機関と連携し、必要に応じて支援につなげた。各児童館支援員の対応にばらつきが出ないよう、相談から連携までの流れをマニュアル化し、毎月、子育て世代包括支援センター(母子保健型)が主体となって、各児童館の支援員と事業の進捗管理やケース検討を目的とした「連絡調整会議」を開催した。他機関との連携が必要なケースについては、毎月の「利用者支援会議(子育て世代包括支援センター母子保健型主催/基本型、保健センター、県児童相談センター、こども家庭総合支援拠点が出席)」で今後の支援方針について検討をした。 より多くの方に来所してもらうよう、窓口で親子健康手帳交付する際の案内や来所していない親子への勧奨ハガキの送付など、来所率100%を目標に取り組んだ。 |
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実施時期 |
2019/4/1 ~ 未定 | |
通算期間 |
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上記期間内での実施状況 |
<令和元年度>対象1,183人、来所率64.7%(うち継続支援42人、4.3%) <令和2年度>対象998人 、来所率83.7%(うち継続支援22人、2.6% | |
取組内容(補足選択) |
相談機能の強化 個別支援や集団支援のツール開発 ネットワークの推進 ケアシステムの構築 人材育成の強化(研修等) | |
協力機関 |
保健センター・保健所 児童相談所 子育て支援センター 保育園 幼稚園 学校 教育委員会 病院 診療所 その他 | |
住民参画状況 |
なし | |
従事者内訳 |
保健師 助産師 保育士 その他 | |
補助金・助成金 |
その他 | |
取組の評価 |
本事業を開始したことにより、子育て世代包括支援センターや児童館に行ったことがない親子への施設利用の促進に繋げることができた。また、育児相談から必要な支援に繋げる仕組みを構築することができ、個々の相談内容は子育て世代包括支援センターに集約することで、専門的・継続的な支援に繋げることができ、児童館の機能強化を図ることができた。 数値目標を評価した 目標を達成した 今後も継続する |
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今後の課題 |
アニバーサリー事業をより効果的な事業としていくために、質の高い支援員の育成やスムーズな関係機関との連携が重要な課題であると考えている。そのためには、児童館を含めた子育て支援員との「連絡調整会議」、支援体制の強化及び連携を図るための「利用者支援会議」を充実させていく必要がある。 また、案内しても来所しない親子については、情報を収集して、取り残すことなく、必要な支援につなぐことが重要であると捉えている。そのためには保健センター(母子保健部局)と協力して、その親子の健診状況等の情報を共有し、個々のケースに合った支援に繋げていくことが必要である。 |
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取組についてのWEBサイトURL |
http://www.city.komaki.aichi.jp/admin/soshiki/kodomomirai/kosocen/kodomo/4/24910.html |
愛知県
小牧市
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コラボ実績あり
最終更新日:2021-07-21 21:25:39