取組情報

母子保健委員会

取組課題

育てにくさを感じる親に寄り添う支援 ▼

育てにくさを感じる親への支援 ▼

発達障害をはじめとする育てにくさを感じる親への早期支援体制がある市区町村の割合
/市町村における発達障害をはじめとする育てにくさを感じる親への早期支援体制整備への支援をしている県型保健所の割合

取組の対象

新生児 乳児 父親 母親

取組の背景

当所では管内の産科医療機関・市町母子保健担当者と妊娠期からの虐待予防を目的に支援が必要な母子を早期発見・対応できる体制づくりを検討してきた。その中で、精神疾患(発達障害等疑いを含む)を抱える母への支援において、精神科医療との連携が困難であるという課題が挙げられ、精神科医療・保健・福祉分野の関係者を加え検討を開始した。

提案者

母子保健担当者

取組のねらい・目標

妊娠・出産・子育てにおいて、養育支援を特に必要とする家庭を妊娠期より把握し、速やかに支援が開始できるよう、産科医療機関・行政・精神科医療・保健・福祉機関との連携を円滑に進めるための体制を整備していく。

住民が健康のために行動できる機会や環境を提供する

数値目標なし

取組内容

支援体制整備に向け産科医療機関・市町母子保健担当者に精神科医療機関・保健福祉担当者を加え、意見交換や事例検討を実施。事例検討会は精神疾患や障害を抱えているというだけでなく、養育者であり母であるという視点を持ち行った。
各分野の機関とさらなる連携を進めていくためには、各機関の役割・機能、限界を相互理解することが重要であり、また、精神科疾患・障害(疑いを含む)を抱える母への育児を支えていくためには単独機関の支援では解決が困難である。そのため、最終年度には、取り組みのまとめとして、関係機関とお互いの役割や機能、支援内容について理解を深め、各機関の取り組みを他機関に知ってもらうことで、連携促進の一助となるよう各機関の情報を掲載した冊子を作成した。

実施時期

2015/04 ~ 2017/03

通算期間

2年

上記期間内での実施状況

参加人数や実施回数などは把握できない

取組内容(補足選択)

ネットワークの推進 人材育成の強化(研修等)

協力機関

保健センター・保健所 精神保健福祉センター 児童相談所 病院 診療所 民間相談機関

住民参画状況

なし

従事者内訳

保健師 助産師 医師

補助金・助成金

なし

取組の評価

事例検討会ではお互いにより具体的な支援方法や支援における新たな視点を知ることができた。意見交換や事例検討会を中心に、相互の機関の持つ機能や役割について理解を深め、一部の機関では実際のケース支援において、個々が連絡・連携をとり顔の見える繋がりを持つことができるなど、一定の効果が見られた。
また、各機関が持てる機能を活かし、協力的な関係を構築することが必須なため、各機関のケース支援に関わる実務者が他の機関の理解を深めることができるよう成果物として関係機関の情報を冊子としてまとめた。

今後も継続する

今後の課題

多問題化する家族や管内の妊婦等の特性より、精神疾患・障害(疑いを含む)を抱える母への支援のみならず、地域で育児等に困難さを抱えた母子が健やかに育っていくことが出来るよう、他の分野にも視野を広げながら切れ目なく支援を行うことが出来る体制を構築していくことが必要である。

取組についてのWEBサイトURL

最終更新日:2021-04-30 10:20:08