取組情報

岐阜県助産師会 助産師による電話無料相談

取組課題

切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策 ▼

[その他]:その他

育てにくさを感じる親に寄り添う支援 ▼

[その他]:その他

妊娠期からの児童虐待防止対策 ▼

[その他]:その他

実施時期

2018/4/1 ~ 2019/

通算期間

1年

上記期間内での実施状況

実施回数:247回

取組の連携先

専門団体(学会や職能団体等)

取組の対象

新生児 乳児 幼児 学童 思春期 妊産婦 父親 母親 家族 社員 団体職員 助産師

取組の概要

助産師は、すべての女性のライフステージに寄り添った支援が可能であり、分娩の取り扱いや周産期を得意とする専門職である。
助産師による電話相談は、開業助産師や地域で活動する先輩助産師の有志達から開始された。平成26年度からは日本助産師会本部の子育て・女性健康支援センター事業として継続してきた。
どこからでも、何回でも、無料で、電話相談で繋がることが、母子の不安や孤立、虐待予防になっている。さらには性被害相談、人権侵害、DV、望まない妊娠などもあり、地域へ連携する役割があり、相談の中身も多岐にわたる。
近年は、関係各所で電話相談が確立され、件数は当初より減少してきているが、思春期、妊娠、周産期の相談や、母乳・授乳に関する相談、子育て相談が依然として多い。相談者の現状は、親や家族の不安、周産期のメンタルヘルスの不安定さ、地域社会の変容、母子を支える環境の変化が感じられる。

相談員としての役割は、女性やその家族からの子育て相談、女性健康相談の対応のみならず、包括的に考察し他機関へつなぐコーディネートの役割も担っている。相談員としての対応スキルの確認や相談者を全人的・包括的にアセスメントし、具体的なアプローチができるよう、令和元年7月に「事例から学ぶ相談対応」として冊子にまとめ、次世代電話相談員となり得る会員へ配布した。
電話相談は電話がかかってくるのを「待つ」ことから始まり、一度関われば子育て中ずっと継続することがあります。また電話から来所相談にバトンを繋ぎ、相談者との継続的支援のなかで、相談者の「育ち」に寄り添う事もあります。相談者の「声」により、複数回相談を利用の時には、電話相談の時間以外にその親子を気にかけ、「どうしてもパニックになった時や子供の泣き声に限界を感じたら連絡してください」と虐待を予防する観点からも臨機応変な対応が求められることもあります。今後も相談対応における質の確保や、人的要因、事業継続に伴う相談日や時間の見直しを含む経済的視点をもとに、子育ての孤立や母子の孤立防止、虐待防止、親や親となる人の支援としても、限られた時間の中で、ひとりで複数の相談をする方も増え、熟慮する必要がある。

取組についてのWEBサイトURL

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最終更新日:2021-03-24 11:49:35