取組情報

“骨盤ケア”で誰もが健やかに輝く社会を目指して

取組課題

育てにくさを感じる親に寄り添う支援 ▼

[その他]:その他

実施時期

1999/10/1 ~ 2022/8/22

通算期間

23年

上記期間内での実施状況

参加人数や実施回数などは把握できない

取組の連携先

その他

取組の対象

新生児 妊産婦 母親 団体職員 保健師 助産師 医師

取組の概要

育てにくさを感じている方からよく聞く悩みは、赤ちゃんが「眠らない・よく泣く・うまく抱けない」。これらの悩みの要因の一つに【母子の心身の状態】が挙げられます。

妊娠中はホルモンの影響で骨盤がゆるむので、腰痛や尿もれ、内臓が下がるといった不調につながりやすくなります。この不調が癒える前に慣れない子育てが始まると、結果として体だけでなく心も疲労してしまうと考えます。

また、下がった内臓に押され細長くなった子宮内で過ごした赤ちゃんは、生まれてからの体のゆがみやコリにつながっていることが多く「眠れない・よく泣く・うまく抱かれることができない」といった状態になることも。

そこで青葉では妊娠中~産後の母体の不調を整え、子宮環境を健やかに保つためのセルフケア法として、トコちゃんベルトや体操で骨盤のゆるみ・ゆがみを整える“骨盤ケアの三原則”を推進しています。

■骨盤ケアの三原則
・下がった子宮などの内臓を骨盤高位で「上げる」
・トコちゃんベルトでゆるんだ骨盤を心地よい位置と強さで「支える」
・ゆがんだ骨盤や筋肉を体操で「整える」
これら3つをできることから繰り返し、毎日続けること

1999年に“骨盤ケア”という言葉を生み出して以来、サイトや配布資料の作成、学会・イベントへの出展等を通じて情報の発信を続けています。

また、より多くの方に取り組んでいただけるよう各種教室や講習会も実施しています。
■一般個人の女性向け:トコちゃんの骨盤ケア教室
全国の病院施設や助産師と提携し、各地で行っている教室です。妊産婦さんに向けて医療従事者が【なぜ骨盤ケアが必要なのか】【トコちゃんベルトを使った骨盤ベルトの着用体験】【ゆがみを整える体操】をお伝えしています。

★アンケート調査/対象:教室参加者
80%以上の方が教室実施前と比べると実施後は心身の辛さが「楽になった」と回答しました。
※第12回日本周産期メンタルヘルス学会学術集会(2015年)のランチョンセミナーおよび第58回日本母性衛生学会総会・学術集会(2017年)で発表。

■医療従事者向け:医療者のための骨盤ケア講習会
青葉スタッフによる講習会です。骨盤ケアの基本的な知識や技術だけでなく、両親学級などで骨盤ケアをご指導いただく際のコツなどもお伝えしています。

これらの活動による成果の一つとして、2017年に最新の産婦人科医療知識や技術を医療者に向けて紹介する医学書に技術資料として骨盤ケアが掲載されました。また、医療とは異なる分野でも骨盤ケアを耳にするようになりました。

ですが最近は、骨盤のゆるみによる悩みは妊産婦さんだけでなく、あらゆる世代の女性が抱える悩みに変化しています。特に出産後に十分なケアができなかった方は、産後数十年経った後も尿もれや腰痛など骨盤由来の不調で悩んでいる方が多いと言われています。

そこで青葉では、全ての女性が健康で美しく輝き続けることができる社会を目指して“トコ活”プロジェクトを立ち上げました。

■トコ活とは
あらゆる世代の女性が【骨盤ケア】【栄養】【睡眠】を中心に心と体を育み、健やかな未来へつなげるための活動です。

体のケアは頑張る自分を労わる時間です。ですが忙しい毎日の中でどうしても後回しにせざるを得なくなる時間でもあると考えます。そこでトコ活では、無理なく続けられる“ながらケア”を中心にSNSやYouTube、特設サイトで情報を発信しています。

現在、一緒にトコ活を広めてくださる「トコ活メンバー」を広く募集しています。全ての女性の健康と幸せに貢献するという理念のもと、このメンバーとともにさらに活動の場を広めていけるよう進めてまいります。

取組についてのWEBサイトURL

https://toco-care.com/

大阪府

有限会社青葉

最終更新日:2022-08-22 13:35:46